仮想環境(venv)のPythonのバージョンを上げる方法

2025年4月16日水曜日

Python

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Pythonの仮想環境(venv)は、一度作成するとPythonのバージョンはそこで固定されます。 今回は、pyenvを使ってPythonをバージョンアップしとたときに、仮想環境(venv)もそれに合わせて更新する一連の流れを、わかりやすく解説します。

ステップ1:新しいPythonバージョンをインストール

まずは、pyenvを使って新しいPythonをインストールします。
ここでは例として、Python 3.13.0をインストールしますが、別のバージョンでも問題ありません。

pyenv install 3.13.0

インストール後、グローバルで有効化しておきます。

pyenv global 3.13.0

これで、今後のpythonコマンドが新しいバージョンを使うようになります。

ステップ2:仮想環境(venv)のPythonをアップグレード

仮想環境は、Pythonのバージョンを切り替えてもそのままでは変わりません。
以下の手順で、仮想環境のPython本体も更新しましょう。

まず仮想環境を無効化

deactivate

--upgradeで仮想環境のPythonを更新

次のコマンドを使うことで、仮想環境の中のPythonを今使っているPython(この例では3.13.0)に置き換えることができます。

python -m venv venv --upgrade

ステップ3:VSCodeの罠を回避(仮想環境をクリア)

VSCodeを使っている場合、仮想環境の中のPythonが固定されたままになっているケースがあります。
この場合は、一度仮想環境をクリアして、新しく作り直すのが確実です。

python -m venv venv --clear

これで仮想環境の内部が初期化され、Pythonのバージョンも切り替わります。

ステップ4:仮想環境を再有効化

仮想環境を有効化しましょう。

source venv/bin/activate

Windowsの場合は以下です:

venv\Scripts\activate

ステップ5:必要なライブラリを再インストール

最後に、仮想環境内に必要なライブラリを再インストールします。

pip install -r requirements.txt

あらかじめ、requirements.txtを作成しておくと移行がスムーズです。

まとめ

Pythonのバージョンを新しくしたら、仮想環境も合わせておくことで、互換性の問題を防いだり、新機能を活用したりできます。

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