夏休みの宿題や学校の課題で出されることが多い「読書感想文」。どの本を選べばいいか悩む小中学生も多いですよね。今回は、感想文が書きやすく、読みやすく、そして感動や学びのあるおすすめの本を5冊紹介します。
感想文が書きやすい、おすすめの本を5冊
『君の膵臓をたべたい』住野よる(中学生向け)
【あらすじ】高校生の「僕」が、同級生で膵臓の病気を抱える桜良と出会い、彼女が遺した日記を通じて生と死について考える物語。人との関わりを避けてきた主人公が桜良との交流を通じて少しずつ変わっていきます。限られた時間を精一杯生きる桜良の姿に心打たれます。
【おすすめ理由】思春期ならではの繊細な心情が描かれており、自分の人生や友情について深く考えることができます。感情移入しやすく、素直に自分の思いや考えを書きやすいため、感想文に適しています。
『西の魔女が死んだ』梨木香歩(小学高学年~中学生向け)
【あらすじ】学校に行けなくなった少女・まいは、西の魔女と呼ばれる祖母のもとで暮らし始めます。祖母はまいに「魔女修行」を通じて、生きる勇気や自分らしくあることを教えます。穏やかな自然の中で繰り広げられる日常から、大切な人生の教訓を学ぶ物語です。
【おすすめ理由】やさしく温かな文体で、自分を受け入れることや成長することの意味を感じ取れます。人生の迷いや不安に寄り添う内容で、自分自身の経験や感情と結び付けて感想文を書きやすい一冊です。
『ぼくらの七日間戦争』宗田理(小学高学年~中学生向け)
【あらすじ】抑圧的な大人たちに反抗した中学生たちが廃工場を占拠し、自由な時間を過ごす七日間の冒険物語です。友情と協力を武器に、大人たちの理不尽さに立ち向かう姿が描かれ、爽快感と共感を呼びます。
【おすすめ理由】仲間との絆や大人社会への反発心など、共感できるテーマが多く盛り込まれています。自分がもし同じ立場だったらどう行動するかなど、自分自身の考えを深掘りしやすく、感想文として表現しやすい作品です。
『チョコレート戦争』大石真(小学中学年~小学高学年向け)
【あらすじ】ある日、校長室の窓が割れ、高級チョコレートが盗まれる事件が起きます。犯人に疑われた子どもたちが真相を明らかにするために奮闘する中で、正義と友情の大切さに気づいていく物語です。
【おすすめ理由】正義や友情というシンプルで分かりやすいテーマを扱っており、自分の経験と照らし合わせながら感想を書きやすいです。謎解き要素もあり、楽しく読み進めながら感想をまとめられます。
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』廣嶋玲子(小学低学年~高学年向け)
【あらすじ】願いを叶える不思議な駄菓子を売る銭天堂を訪れた子どもたちの物語。一見夢のような駄菓子ですが、使い方次第で幸せにも不幸にもなることを通じて、本当の幸せとは何かを考えさせられます。
【おすすめ理由】一話完結型の短編集で読みやすく、物語ごとに異なるテーマを持つため、自分の感じたことを具体的に書きやすいです。想像力を働かせながら、自分だったらどんな駄菓子を選ぶか考える楽しさもあります。
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感想文を書くコツ
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本をじっくり読み、気になった部分や印象に残った場面に付箋を貼りましょう。
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登場人物の気持ちや行動に注目し、自分だったらどう感じるかを考えてメモしましょう。
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本を読んだ後、自分が特に感じたことをいくつか箇条書きで書き出します。
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感想文は「はじめ」「なか」「おわり」の3つに分けて書きます。 - はじめ:本を選んだ理由や第一印象を書く - なか:気になった場面や感動したことを自分の言葉で説明する - おわり:本を読んで変わった考えや学んだこと、自分の気持ちをまとめる
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書いた後は読み返し、自然な流れになるよう整えましょう。
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ぜひ、自分にぴったりの一冊を選んで、素敵な読書感想文を書いてみてくださいね!
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