はじめに
日々のメール管理で「特定の送信者からのメールを自動で別のアドレスに転送したい」と考えたことはありませんか? (私はあります) 本記事では、Outlookのマクロ機能を活用して、特定のメールアドレスからのメールを別の指定アドレスへ転送する方法について解説します。
Outlookでは、ルール機能でも自動転送が可能ですが、より柔軟な動作や条件設定を行いたい場合、マクロを利用することで高度な自動化が実現可能です。
マクロを作成
まずは、Outlookでマクロ開発ツール(Visual Basic for Applications:VBAエディター)を起動します。キーボードの [ALT] + [F11] キーを押して、VBAエディターを起動します。
VBAエディターが表示されたら、左側のプロジェクトウィンドウから ThisOutlookSession を選択します。
以下のコードを ThisOutlookSession に貼り付けます。 コード内の「example@example.com」と「target@example.com」は、それぞれ転送元のチェック対象メールアドレスと、転送先のメールアドレスに置き換えてご利用ください。
マクロのセキュリティ設定
Outlookのデフォルト設定では、セキュリティ上の理由によりマクロが無効化されている場合があります。そのため、マクロを実行できるように設定を変更する必要があります。
セキュリティセンターの設定を開く
Outlookの 「ファイル」 メニューを開き、 「オプション」 をクリックします。
次に 「セキュリティ センター」 を選択し、 「セキュリティ センターの設定」 をクリックします。
「すべてのマクロに対し警告を表示する」を選択
「マクロの設定」メニューを開き、 「すべてのマクロに対し警告を表示する」 を選択します。
これで設定は完了です。
まとめ
Outlookのマクロを活用することで、特定の送信者からのメールを自動転送する仕組みを簡単に構築できます。本記事の手順を参考に、メール管理の効率化を図ってみてください。
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