デジタル社会のレコメンドの呪縛を解き放って見える世界を広げよう

2024年10月14日月曜日

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デジタル社会のレコメンドの呪縛を解き放って見える世界を広げよう

はじめに

近年、私たちが日常的に利用しているSNSや動画配信サービス、ニュースアプリなどには「レコメンド機能」が備わっており、私たちの興味に合った情報やコンテンツを自動的に提案してくれます。この機能のおかげで、自分が楽しめる情報にすぐにアクセスできるという便利さがあります。しかし、その反面、自分の好みに合った情報ばかりが提供されることで、視野が狭くなってしまう可能性があることに気づいているでしょうか?

レコメンド機能は、ユーザーの過去の行動履歴や好みに基づいて情報をフィルタリングし、興味を引きそうなものを優先して表示します。これにより、私たちは自然と好きな情報に囲まれる「フィルターバブル」の中に閉じ込められ、新しい分野や異なる意見に触れる機会を減らしてしまうのです。

フィルターバブルとは?

「フィルターバブル」とは、アルゴリズムがネット利用者個人の検索履歴やクリック履歴を分析し学習することで、個々のユーザーにとって望むと望まざるとにかかわらず見たい情報が優先的に表示され、利用者が自分の考え方や価値観の「バブル(泡)」の中に孤立するという情報環境を指します。このような情報の偏りは、私たちの視野を狭め、成長の機会を逃してしまう原因にもなり得ます。

レコメンドの呪縛から脱出し、広い情報に触れる方法

では、どうすればレコメンドによって偏った情報から抜け出し、広い範囲の情報に触れることができるのでしょうか?ここでは、いくつかの具体的な方法を紹介します。

意識的に新しいジャンルに目を向ける

自分から積極的に、普段興味がないと思っていたジャンルに目を向けてみましょう。
ニュースアプリでこれまで興味がなかった分野のニュースを選んで読んだり、動画配信サービスでは普段見ないカテゴリの動画を視聴したりしてみましょう。新しいことに触れることで、意外な興味が湧くこともあります。

ブラウザのシークレットモードを活用する

シークレットモードなどの閲覧履歴やCookieが残らないモードでニュースサイトや検索を利用することで、過去の行動履歴に基づいたパーソナライズを回避し、中立的で幅広い情報にアクセスすることができます。この方法で、普段では見つけられないような新たな情報に触れることが可能です。

ニュースアグリゲーターやキュレーションアプリを使う

自分で情報を探しに行くのも手ですが、ニュースアグリゲーターやキュレーションアプリを使うと、さまざまなジャンルの情報がまとめて提供されるため、手軽に多様なトピックに触れることができます。このようなツールを使う際には、特定のカテゴリに偏らず、広く情報を見てみることを意識しましょう。

異なる意見を持つ人の意見に触れる

SNSにおいても、同じ意見や価値観を持つ人々の投稿ばかりを見続けることにより、自分の考えがさらに強化され、他の視点に触れる機会が少なくなる「エコーチェンバー」と呼ばれる現象が発生しがちです。
そこで、あえて異なる視点を持つ人のアカウントもフォローすることは、自分の視野を広げる一助となります。異なる考え方に触れることで、自分の価値観を見直すきっかけにもなりますし、多角的な視点を得ることができます。

オフラインでの新しい体験を取り入れる

情報はデジタルの世界だけではありません。現実の生活でも、新しい体験を積極的に取り入れることで、情報の幅を広げることができます。例えば、行ったことのない場所に旅行したり、未経験の趣味やスポーツに挑戦したりすることは、自分の知識や経験を豊かにする良い機会となります。

まとめ

膨大な情報が溢れるデジタル社会において、レコメンド機能は非常に便利で自分に親しみのある情報を届けてくれますが、その便利さに頼りすぎると、視野が狭まってしまう危険もあります。
時には、あえてレコメンドの枠を飛び出し、自分から新しい情報に触れに行くことで、これまで知らなかった世界や視点に出会うことができるでしょう。自分の好みのバブルを抜け出し、広い視野を持つために、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。

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