Macのncコマンドが、TCP/UDPソケット通信のテストに便利!

2024年8月12日月曜日

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Macのncコマンドが、TCP/UDPソケット通信のテストに便利!

ネットワーク通信をテストしたり、サーバーとの接続確認を行う際に便利なツールとして、MacやLinuxのコマンドラインで利用できる nc コマンドがあります。この記事では、この nc コマンドの使い方について解説します。

ncコマンドとは?

nc(ネットキャット、netcatとも呼ばれます)は、TCPやUDPの通信を手軽にテストするためのツールです。サーバーとクライアント間の通信確認、デバッグ、ファイル転送など、様々な用途に利用できます。特に、ネットワーク関連の開発やトラブルシューティングを行う際には、非常に便利なツールです。

TCPで相手サーバーと通信する

nc コマンドを使って、TCP通信でサーバーに接続することができます。以下のコマンドを実行すると、127.0.0.1(localhost)のIPアドレスでポート8999番に接続します。

nc 127.0.0.1 8999

このコマンドを実行すると、サーバーとの間でTCPセッションが確立され、データの送受信が可能になります。

UDPで相手サーバーと通信する

TCP通信だけでなく、nc コマンドを使用してUDP通信も行うことができます。UDP通信を行うには、-u オプションを使用します。

nc -u 127.0.0.1 8999

このコマンドは、指定したIPアドレスとポート番号に対してUDPパケットを送信します。UDPはTCPと異なり、コネクションレス型の通信プロトコルですので、接続が確立されるわけではなく、パケットが送信されます。

自分をサーバーにする

nc コマンドを使用して、自分のマシンを簡易サーバーとして動作させることも可能です。例えば、以下のコマンドを実行すると、ポート8080で接続を待ち受けるサーバーを立ち上げることができます。

nc -l 8080

この状態で、他のマシンからncを使って接続を行うことで、シンプルなチャットやファイル転送が実現できます。

まとめ

nc コマンドは、ネットワーク関連の作業を行う上で非常に便利なツールです。TCPやUDPの通信テスト、簡易サーバーの立ち上げなど、用途は多岐にわたります。MacやLinuxを使っている方は、ぜひ一度試してみてください。シンプルながら強力な機能を持つncコマンドを活用することで、ネットワーク関連の作業が効率化されること間違いなしです。

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