Blazorでコンポーネントを作る:基本編
Blazorにおいて、コンポーネントの作成と使用は非常にシンプルで効果的なプロセスです。以下のステップで、具体的な方法をご紹介します。
STEP 1: コンポーネントの作成
まず、プロジェクト内のShared/ComponentsディレクトリにMyComponent.razorファイルを作成します。そして、以下のコードを追加します。
「Shared/Components/MyComponent.razor」
<div>
サンプルコンポーネント
</div>
このファイルでは、単純な<div>要素を用いてコンポーネントを定義しています。
STEP 2: 名前空間のインポート
次に、プロジェクト内でコンポーネントを使用できるように、名前空間のインポートが必要です。_Imports.razorファイルに以下のコードを追加します。
「_Imports.razor」
@using blazor_server_project.Shared.Components
これにより、プロジェクト内でMyComponentコンポーネントが使用できるようになります。
STEP 3: コンポーネントの使用
最後に、ページや他のコンポーネントでMyComponentコンポーネントを使用します。以下のようにタグで囲むだけでOKです。
<MyComponent></MyComponent>
コンポーネントにパラメータを追加する
Blazorのコンポーネントにパラメータを追加して、呼び出し元のページから値を渡すことができます。
先ほど作成したMyComponentにMessageという名前のパラメータを追加し、そのパラメータをページから指定する方法を説明します。
コンポーネントにパラメータを追加
まず、MyComponent.razorファイルを以下のように更新します。
<div>
@Message
</div>
@code {
[Parameter]
public string? Message { get; set; }
}
[Parameter]属性をプロパティに追加することで、このプロパティがコンポーネントのパラメータとして扱われるようになります。
パラメータの指定
次に、呼び出し元のページでMyComponentを使用する際に、Messageパラメータを指定します。
<MyComponent Message="サンプルメッセージ"></MyComponent>
これにより、MyComponent内でMessageプロパティの値として"サンプルメッセージ"がセットされます。
まとめ
コンポーネント化により再利用性が高まり、より汎用的なコンポーネントを作成することが可能になります。という話でした。

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