DHTMLX Schedulerは、強力でユーザーフレンドリーなJavaScriptイベントカレンダーライブラリで、機能豊富なスケジューリングソリューションをウェブアプリケーションに迅速に統合できます。独自のAPIと拡張性により、高度にカスタマイズ可能なタイムラインビュー(Proのみ)、月間ビュー、週間ビューなど、様々なビューの設定が可能で、多機能なカレンダーとスケジューラーを容易に作成できます。
この記事では、DHTMLX SchedulerのProバージョンを、npm+TypeScirptで使用するためのセットアップ手順を紹介します。
はじめに
DHTMLX Schedulerは npm install dhtmlx-scheduler
でインストールできます。ただし、この方法でインストールしたものは「Free版」となるため、「Pro版」でしか使えないタイムラインビューは使用できません。
Pro版をnpmでインストールする方法
Pro版を使う場合は、DHTMLXのサイトから購入またはトライアル版でダウンロードした「Pro版」を、npmでローカルインストーします。
STEP1. Pro版のダウンロード
以下のサイトから「Pro版」を購入するか、トライアル版でダウンロードします。
ダウンロードしたら、DHTMLX Schedulerのファイルを解凍します。解凍したフォルダ内に、backend
とcodebase
という名前の2つのフォルダが含まれているはずです。
次に、プロジェクトのルートディレクトリ(トップレベル)で、lib
という名前の新しいフォルダを作成し、以下のツリー構造になるように、ダウンロードしたDHTMLX Schedulerのファイルをコピーします。
.
├── lib
│ └── dhtmlx-scheduler
│ ├── backend
│ │ └── data
│ │ └── seed
│ └── codebase
STEP2. 「package.json」に追加
package.json
のdependencies
オブジェクトに以下の2行を追加します。
"dependencies": {
"dhtmlx-scheduler": "file:lib/dhtmlx-scheduler",
"@types/dhtmlx-scheduler": "file:lib/dhtmlx-scheduler"
}
ここで、file:lib/dhtmlx-scheduler
は、先ほど配置したDHTMLX Schedulerのローカルディレクトリへのパスを指定しています。
その後、以下のコマンドを実行し、dependencies
に追加したDHTMLX Schedulerをローカルインストールします。
npm update
以上の手順により、DHTMLX Schedulerがプロジェクトに正しく導入され、その機能がプロジェクト内で利用できるようになります。
使い方は、以下のような感じです。
import 'dhtmlx-scheduler'
//タイムラインビューの作成
scheduler.createTimelineView({
name: "timeline",
x_unit: "hour",
x_date: "%H",
event_dy: "full",
x_step: 1,
x_size: 24 * 7,
x_start: 0,
x_length: 48,
y_unit: sections,
y_property: "section_id",
render: "bar",
scrollable: true,
column_width: 30,
});
scheduler.init('scheduler_here', new Date(2022, 5, 30), "timeline");
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