Rustを始めるにあたり、まずは基本的な概念と文法について理解を深めることが重要です。今回のステップでは、変数とデータ型、そして制御フローについて解説します。
変数とデータ型
Rustでは、let
キーワードを使用して変数を宣言します。デフォルトでは、Rustの変数は不変(immutable)です。変数を可変(mutable)にするには、let
の後にmut
を追加します。以下に、整数と文字列の変数を示します。
let x = 5; // 不変の変数
let mut y = "Hello"; // 可変の変数
y = "Hello, Rust!";
Rustは静的型付け言語であるため、全ての変数はある型を持ちます。型は通常、コンパイラによって推論されますが、必要に応じて明示的に指定することも可能です。
let x: i32 = 5; // xは32ビット整数
let y: &str = "Hello"; // yは文字列スライス
制御フロー
制御フローはプログラムの実行フローを制御するための文法です。Rustの主な制御フローには、if
文とループがあります。
条件分岐
if
文を使用すると、特定の条件が満たされたときにコードを実行することができます。
let number = 6;
if number % 2 == 0 {
println!("number is even");
} else {
println!("number is odd");
}
ループ
Rustでは、loop
、while
、for
の3つのループがあります。
// loop
loop {
println!("Loop forever!");
break; // 無限ループを防ぐため
}
// while
let mut number = 3;
while number != 0 {
println!("{}!", number);
number -= 1;
}
// for
let array = [1, 2, 3, 4, 5];
for element in array.iter() {
println!("{}", element);
}
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