Bloggerで独自ドメインを設定すると、購入したドメイン名の前に「www」が付きます。例えばexample.com
という名前でドメインを購入した場合は、ブログの URLは www.example.com
となります。
■関連記事
Bloggerで最初にやるべき6つの設定!独自ドメインも設定
ブログのURLをネイキッドドメインにできる?
ネイキッドドメインとは、購入したドメインの前に「www」などのホスト名が付かないドメインを指します。つまり、example.com
のドメインを購入したのであれば、example.com
がネイキッドドメインです。
SEOの観点で「www」が無い方がいいのでは?と思うかもしれませんが、「www」が付く・付かないで SEO上の優劣はないため、Googleの検索条件には基本は影響しません。
ただし、ネイキッドドメイン(https://<ドメイン名>
)でアクセスされた場合に、ページが見つからない 404エラーになるため、機会損失につながる可能性があります。また「www」が無い方が URLが短くなるため気分的にスッキリする人もいるでしょう。
冒頭でも述べたように、Bloggerの URLを「www」なしには出来ませんが、「www」なしの URLでアクセスされた時に「www」ありの URLにリダイレクト(転送)する設定は可能です。
「www」ありのURLにリダイレクトする設定
Bloggerでネイキッドドメイン(https://<ドメイン名>
)の URLでアクセスされた時に、「www」ありの URLにリダイレクトする設定を行います。
ドメイン購入先のDNSに「Aレコード」を4つ追加
まず、ドメインを購入した先の DNSに、次の4つの「Aレコード」を追加します。ドメインを購入したプロバイダの管理画面にログインして設定を追加してください。
■参考
カスタム ドメインを設定する - Bloggerヘルプ
IN A 216.239.32.21
IN A 216.239.34.21
IN A 216.239.36.21
IN A 216.239.38.21
筆者はムームードメインからドメインを購入しているため、ムームードメインでの設定内容を以下に載せておきます。
※ [ドメイン管理] → [ムームーDNS] から「Aレコード」を4つ追加
Blogger側の設定(カスタム ドメインにリダイレクト)
次に、Blogger側の設定を行います。
[設定]の画面から「カスタムドメインにリダイレクトする」のスイッチをオンにします。
これでネイキッドドメインの URLから、「www」ありのURLへリダイレクトする設定は完了です。
設定の反映にはしばらくかかる
設定を変更したらhttps://example.com
のようなネイキッドドメインでアクセスして、https://www.example.com
にリダイレクトされるか確認してみましょう。
もしかすると、まだ設定の反映に時間がかかり、まだ 404ページが表示されることもあります。この設定は、変更しても直ぐには反映されないことが多いため気長に待ちましょう。筆者の環境では反映までに最大1日程度かかりました。
AdSense広告を運営している人には必須の設定
AdSenseでは広告を掲載する場合、ネイキッドドメインに ads.txt
を配置することを推奨しています。
ads.txt
を配置することで、広告枠の不正なインプレッションを防ぎ、偽の広告枠に自分の広告収入を奪われるのを防ぐことができます。つまり、http(s)://example.com/ads.txt
のような URLで ads.txt
を参照できるようにサイトを構成しておく必要があります。
もし、Bloggerの設定で ads.txt
を有効にしているにも関わらず、あなたの AdSense管理画面で 「要注意 - 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください」 というエラーが表示されている場合は、本記事で紹介した DNSと「カスタムドメインにリダイレクトする」設定を行えばエラーが解消できるでしょう。
正常に設定できていれば、wwwなしの https://<ドメイン名>/ads.txt
のURLでアクセスすると、ads.txt
の内容がブラウザに表示されます。
まとめ
Bloggerで「www」なしの URLでアクセスされた時に、「www」付きの URLにリダイレクトする方法を紹介しました。これを設定しておかないと、「www」なしの URLで 404エラーとなってしまい機会損失に繋がるため是非設定しておきましょう。
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