Python の Web フレームワークである「Flask」を Anaconda 環境にインストールして、簡単なアプリを作る方法を解説します。Flask は Python のフレームワークの中でも人気が高く、シンプルで軽量なのが特徴です。
前提
Anaconda 本体はインストールされている前提で話が進みます。もしインストールされていなければ、以下の記事を参考にインストールしてください。
【関連記事】
▶Anacondaのインストール (Mac OS編)
今回 Flask をインストールするのに使用した環境は次のとおり。
ツール | バージョン |
---|---|
Anaconda | 4.8.2 |
Python | 3.9 |
Python の仮想環境を作成
conda create
で Flask をインストールする環境を「flask_app」という名前で作ります。
conda create -n flask_app python=3.9
作成した環境をアクティブにします。
conda activate flask_app
Flask のインストール
上で作った 仮想環境(flask_app)に Flask をインストールします。
Flask のインストールは次のコマンドを使用します。
conda install -c anaconda flask
これで、Flask のインストールは完了です。
Hello Flask
とりあえず「Hello world」をブラウザに表示するだけの超入門アプリを作ります。
アプリを作るためのフォルダを任意の場所に作成します。
mkdir flask_sample
cd flask_sample
次に、app.py
というファイルを作成して、次のコードを記述します。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def hello_world():
return "Hello, World!"
アプリの実行
app.py
を保存したら、さっそく実行してみましょう。
環境変数の FLASK_APP
にエントリポイントとなるファイルを設定し、flask run
でアプリを実行します。Linux/macOS と Windows 用のコマンドは次のとおりです。
Linux/macOS の場合
export FLASK_APP=app
flask run
Windowsの場合
set FLASK_APP=app
flask run
起動が成功すると、次のように URL がコンソール上に表示されるので、ブラウザで対象の URL を開いて「Hello world!」と表示されれば OK です。
まとめ
Anaconda 環境に Flask をインストールする方法を紹介してきました。
Flask は軽量な Web フレームワークで、ちょっとした アプリとかを作る時に重宝します。
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