Mac版のVisual Studio Code (VSCode)で、C#の開発環境を整えましょう!
Macにも普通のVisual Studioが提供されていますが、使い慣れたVSCodeで開発したいですね。C#用の拡張機能をVSCodeにインストールすると、かなり使い勝手がよい開発環境ができました。
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.NETのインストール
まずは、Macに .NETをインストールします。
2021年5月時点では「.NET 5.0」が最新バージョンです。以下のリンクの公式ページより、Mac用の.NETのインストーラーをダウンロードしましょう。
既に .NETがインストールされているかの確認は、ターミナルで次のコマンドを入力して確認ができます。
$ dotnet --version
5.0.201 ← .NETがインストールされていればバージョンが表示される
https://dotnet.microsoft.com/download
VSCodeにC#用の拡張機能を追加
次に、C#用の拡張機能をVSCodeに追加します。
拡張機能のメニューを開き、検索窓に「C#」と入力し、検索結果TOPに出てくる Microsoft公式のC#拡張機能をインストールします。
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VSCodeでC#のコンソールアプリを作成
ここまでで、MacでC#を開発する準備が整いました。
定番の「Hello World」を表示するコンソールアプリを作ってみましょう。ターミナルで任意のフォルダに移動し、dotnet new
コマンドでコンソールアプリのプロジェクトを新規に作成します。
$ cd path/to/dir
$ dotnet new console -o myConsoleApp
上のコマンドで作成された「myConsoleApp」フォルダを、VSCodeで開きます。
このように、Program.cs
には、あらかじめ「Hello World」がコンソールに出力される状態で、プロジェクトが作成されます。
実行
では、VSCodeからコンソールアプリのプロジェクトを実行します。
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メニューより[実行]→[デバッグなしで実行]を選択します。
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環境の選択では「.NET Core」を選択します。
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「.vscode」の下に実行時に必要なファイルが作成されます。
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再度メニューより[実行]→[デバッグなしで実行]を選択します。
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プログラムが実行され、コンソールに「Hello World」の文字が出力されます。
デバッグ実行
デバッグも特別な設定も必要なくできます。
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メニューより[実行]→[デバッグの開始]を選択します。
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ブレークポイントで指定したポイントでプログラムが中断します。
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変数ウィンドウで変数の値なども確認できます。
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C#+VSCode開発で役立つ拡張機能
Microsoft公式のC#拡張機能で、基本的な開発は問題なく行えますが、以下に紹介する拡張機能も入れておくと、もっと開発作業が便利になるでしょう。
C# XML Documentation Comments
クラスやメソッド宣言の手前で///
で入力すると、ドキュメントコメントを自動で生成してくれる機能です。普通の Visual Studioでは当たり前に使える標準で機能ですが、VSCodeでコメントの自動生成をするには、このような拡張機能をインストールします。
拡張機能メニューの検索窓に「C# XML Documentation Comments」と入力すると、2番目くらいに表示されます。
拡張機能をインストールすると、///
を入力すると次のようにドキュメントコメントが自動で生成されます。
Code Lensが邪魔?
C#ファイルのファイルを開くと、クラスやメソッドなどの上に「references」という文字が表示されます。これは「Code Lens」という機能で、クラス、メソッドおよび変数などの参照数が表示され、注釈をクリックするとミニウインドウで参照先が閲覧できる機能である。
便利な機能ではありますが、画面が小さいMac Bookなどでは意外と領域を取り邪魔である。
この「references」を非表示するには、VSCodeのメニューより[基本設定] → [設定]を選択し、設定画面んお検索窓に「Code Lens」と入力し、下記イメージの設定のチェックをOFFにします。
まとめ
VSCodeでC#の開発環境を作る方法を解説しました。
VSCodeは本当に便利っすね。
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