C#/VBで配列に任意の値を一括代入する方法

2021年11月23日火曜日

C# VB

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C#, VBで、配列に任意の値を一括代入する方法です。大量に要素数がある配列を、同じ値で初期化する時に便利なやり方です。

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LINQを使う

配列への一括代入は、Linqを使うと一発(1行)で書けます。

Enumerable.Repeatで一括代入

int[] ary = Enumerable.Repeat<int>(10, 5).ToArray();  

IEnumerator.Selectで一括代入

int[] ary = (new int[5]).Select(n => 10).ToArray();

【構文】
Enumerable.Repea(一括代入する値, 配列の件数)

Forの初期化とLINQで一括代入の速度比較

率直にFor文で1個ずつ値を代入する場合と、上で紹介した LINQで一括代入する方法の速度比較をしてみました。

要素数 For文 Enumerable.Repeat IEnumerator.Select
1万個 1ミリ秒以下 17ミリ秒 20ミリ秒
100万個 5ミリ秒 18ミリ秒 26ミリ秒

上の結果を見ても分かる通り、率直にFor文を書いたのが最速の結果になりました。LINQは便利ですが、速度を求められる場合は、For文で書いた方がよさそうです。

以下、実際測定する時に使ったソースコードです。

  • For文
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int count = 10000;
int[] ary = new int [count];
for (int i = 0; i < ary.Length; i++) {
  ary [i] = 10;
}
s.Stop ();
  • Enumerable.Repeat
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int[] ary = Enumerable.Repeat<int> (10, 10000).ToArray ();
s.Stop ();
  • IEnumerator.Select
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int[] ary = (new int[10000]).Select(n => 10).ToArray();
s.Stop ();

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最後に

C#, VB(のサンプルは無いですが…^^)で、配列に任意の値を一括代入する方法を紹介しました。LINQを使えば1行のコードで一括代入する事が可能です。ただ、上の性能測定の通り、速度面をシビアに求められるシステムでは、For文で書いた方がいいかもです。

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