C#, VBで、配列に任意の値を一括代入する方法です。大量に要素数がある配列を、同じ値で初期化する時に便利なやり方です。
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LINQを使う
配列への一括代入は、Linqを使うと一発(1行)で書けます。
Enumerable.Repeatで一括代入
int[] ary = Enumerable.Repeat<int>(10, 5).ToArray();
IEnumerator.Selectで一括代入
int[] ary = (new int[5]).Select(n => 10).ToArray();
【構文】
Enumerable.Repea(一括代入する値, 配列の件数)
Forの初期化とLINQで一括代入の速度比較
率直にFor文で1個ずつ値を代入する場合と、上で紹介した LINQで一括代入する方法の速度比較をしてみました。
要素数 | For文 | Enumerable.Repeat | IEnumerator.Select |
---|---|---|---|
1万個 | 1ミリ秒以下 | 17ミリ秒 | 20ミリ秒 |
100万個 | 5ミリ秒 | 18ミリ秒 | 26ミリ秒 |
上の結果を見ても分かる通り、率直にFor文を書いたのが最速の結果になりました。LINQは便利ですが、速度を求められる場合は、For文で書いた方がよさそうです。
以下、実際測定する時に使ったソースコードです。
- For文
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int count = 10000;
int[] ary = new int [count];
for (int i = 0; i < ary.Length; i++) {
ary [i] = 10;
}
s.Stop ();
- Enumerable.Repeat
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int[] ary = Enumerable.Repeat<int> (10, 10000).ToArray ();
s.Stop ();
- IEnumerator.Select
var s = new Stopwatch ();
s.Start ();
int[] ary = (new int[10000]).Select(n => 10).ToArray();
s.Stop ();
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最後に
C#, VB(のサンプルは無いですが…^^)で、配列に任意の値を一括代入する方法を紹介しました。LINQを使えば1行のコードで一括代入する事が可能です。ただ、上の性能測定の通り、速度面をシビアに求められるシステムでは、For文で書いた方がいいかもです。
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